相続手続にお困りの方、栃木県那須烏山市の行政書士横尾政紀事務所は相続手続のサポートを専門にする事務所です。代行のお見積り、将来の相続のご相談などお気軽にお問い合わせください。
遺産分割協議書に記載する財産の書類集め
遺産分割協議に記載する財産の情報は正確に記載しなければ無効になる可能性があります。それぞれの財産を正確に記載するための必要書類について解説します。
不動産の登記事項証明書
遺産分割協議書に不動産を記載する際に正確な情報を記載できるように登記事項証明書を取得します。
それでは、不動産の登記事項証明書を取得するときの注意点、申請方法、必要書類、手数料について確認していきます。
登記事項証明書を取得時の注意点
登記事項証明書を取得するときは共同担保目録付きを申請しましょう。
共同担保とはローンなどを設定している場合に複数の不動産を担保にする場合に設定することです。
他の不動産が発見される場合があります。
申請方法
不動産の登記事項証明書の取得申請の窓口は下記の通りです。
窓口申請 | 最寄りの法務局 |
オンライン申請 | オンライン請求についてはこちらを御覧ください。 |
必要書類
不動産の登記事項証明書の取得申請の必要書類は下記の通りです。
・登記事項証明書交付請求書 [PDF/記入例] |
手数料
不動産の登記事項証明書の取得申請の手数料は下記の通りです。
窓口 | 手数料 |
---|---|
窓口請求 | 1通あたり600円 |
オンライン請求/郵送 | 500円 |
オンライン請求/窓口受取 | 480円 |
預貯金
銀行名・支店名・口座の種類・口座番号の情報が必要になります。
この情報が記載された書類は、預金通帳やキャッシュカードです。
・預金通帳 |
・キャッシュカード |
株式・投資信託・国債
証券会社・支店名・口数の情報が必要です。
上記の情報が記載された書類は配当金の支払い通知書などです。
・配当金支払い通知書など |
自動車
車名・登録番号・車台番号の情報が必要です。車検証を参考にしましょう。
・車検証 |
遺産分割協議書の作成
収集した書類を元に遺産分割協議書を作成します。記載する内容は、収集した書類を元に財産と、相続人の分割方法についてです。
遺産分割協議書のサンプル
遺産分割協議書
被相続人 行政太郎
生年月日 昭和〇〇年〇〇月〇〇日
死亡日 令和〇〇年〇〇月〇〇日
本籍地 栃木県那須烏山市〇〇
最終住所地 栃木県那須烏山市〇〇
(被相続人の生年月日、死亡日、本籍地、最終住所地を入れることにより信憑性を高めます。)
前記被相続人の相続につき、共同相続人行政花子、行政一郎、行政二郎、行政三郎は、行政太郎の遺産を次の通り分割することに合意する。
(相続人全員が合意したことを強調します。)
1.相続人行政花子は次の遺産を取得する。
(1)所在 栃木県那須烏山市〇〇
家屋番号 〇〇番〇〇
種類 〇〇
構造 〇〇〇〇
床面積 ◯階 ◯㎡
(不動産は登記事項証明書通りに正確に記載する。)
2.相続人行政一郎は次の遺産を取得する。
(1)〇〇銀行〇〇支店 (普通預金・口座番号〇〇〇〇〇〇)に預託してある預金債権の全部
(銀行預金は銀行名、支店名、預金種類、口座番号を記載します。)
3.相続人行政二郎は次の遺産を取得する。
(1)〇〇証券〇〇支店 〇〇株式会社 株式 100株
(株・投資信託は証券会社、支店名、株式名、株数又は口数を記載します。)
4.相続人行政三郎は次の遺産を取得する。
(1)普通常用自動車
車名 プリウス
登録番号 栃木 あ 11ー11
車台番号 ABC-1234
(自動車は車名、登録番号、車台番号を記載します。)
5.本協議書に記載なき遺産及び後日判明した遺産は、相続人行政花子が取得する。
(今後、新しく相続財産を発見した場合の処置です。)
上記のとおり協議が真正に成立したことを証するため、この協議書4通を作成して各自署名押印し、各1通を所持するものとする。
令和◯年◯月◯日
(署名・押印した日を記載します。)
住所 栃木県那須烏山市〇◯
相続人(亡き行政太郎の妻)
行政 花子 印
(昭和〇〇年◯月◯日生)
住所 栃木県那須烏山市〇◯
相続人(亡き行政太郎の長男)
行政 一郎 印
(昭和〇〇年◯月◯日生)
住所 栃木県那須烏山市〇◯
相続人(亡き行政太郎の次男)
行政 二郎 印
(昭和〇〇年◯月◯日生)
住所 栃木県那須烏山市〇◯
相続人(亡き行政太郎の三男)
行政 三郎 印
(昭和〇〇年◯月◯日生)
(住所、氏名は手書きで記載します。続柄と生年月日を記載することにより信憑性を高めます。)
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